公募団体の募集について

 公募に際し

 

 サブテレニアンがこの夏、フェスティバルを開催します。
 このフェスティバルは共同出資・共同運営による、アーティストによるフェスティバルです。主催はサブテレニアンですが、フェスティバルの主体はあくまでも参加する劇団にと考えています。
 このフェスティバルの参加条件は「古典の上演」です。 既存のテキストを用いて、新しい解釈・演技・演出によって古典の魅力を引き出すことが目的です。 芸術に必要な「独創性」や「オリジナリティ」、「個性」といったものは、果たして舞台芸術にとって何を意味するのでしょうか。果たして、テキストの「独創性」だけが舞台芸術の“新しさ”なのでしょうか。私たちは少し遡って、俳優と観客が演劇を形作るという課題に立ち返ってみたいと思います。 誰もが知っている古典戯曲を取り扱うことで、舞台芸術にとって最も重要な要素――俳優と観客――が創造するフェスティバルを目指したいと思います。
 上演は常に現在地点でしか行われません。「古典」は、「古典」として読まれるだけでは同時代性を持ってはいません。それが上演され、息を吹きかけられ、新しい解釈を得ることで同時代性を手にすることができます。私たちは決して、歴史を抜きにして「イマココ」を理解することはできませんから、「古典」に触れることで初めて現代性を獲得することができるのだと思います。テキストは単なる読み物ではなく、俳優と観客の間で育まれるべきものです。その意味で、舞台芸術は常に未完成的であり、生成的であり、未熟な芸術なのでしょう。それは、大規模な劇場であっても、私たちのような小規模の劇場であっても同じことです。まだ完成も熟練もしていないカンパニーのエネルギー。不器用でも「古典」に息を吹き込むことに重きを置いています。
 サブテレニアンは決して恵まれた劇場ではありません。不便な部分もあると思います。しかしそれを不便と考えず、魅力と感じる方を求めます。そしてそういう場所でやるからには漫然とした作品はいりません。先鋭的な作品を求めます。
 私たちは、新しい演劇を作る担い手と、その観客を求めています。
 私たちは、皆様に対して開いていきたいと思います。是非、板橋ビューネにご応募いただければ幸いです。

 

 

※募集は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。

 

【ダウンロード資料】

公募申請書(PDFファイル)

ver. 2013/04/01

参加団体募集チラシ(PDFファイル)

※グーグルのウェブサイト上にファイルをアップしています。ダウンロードできない場合はメールいただければ添付いたします。

 

以下、同内容(一部変更あり)。

ver. 2013/04/01

 

【プログラム概要】 

スケジュール:2013年8月26日-9月1日

参加団体:6団体

キャパ:48席(各公演毎数席は関係者及び批評家・レビュワー用の座席を用意します)客席:対面式

方式:2団体同時上演

上演時間:1団体45分程度(二演目同時上演)

チケット:(予定)2,000円(前売)/6,000円(通し券)

公演時間:15時(マチネ)/20時(ソワレ) *日曜日は11時/18時

フェスティバルのテーマ:古典の上演。古典の再評価、古典戯曲の魅力の再発見。既に没している作家の戯曲を取り上げ、それを新演出・俳優の解釈によって魅力を引き出すことが大まかなフェスティバルの主旨です。

 

【参加条件】

・板橋ビューネ開催の趣旨に賛同いただける方

・入場料金のうち、4割を劇団へキャッシュバックします(参加ノルマなどは特にありません)

・メーリングリストに参加し、不定期(月一回程度)で行われる委員会会議に参加できること。

 

【アイデア募集!】
演劇祭を盛り上げるアイデア、募集します !!! 板橋ビューネは、参加する団体様方と創っていく演劇祭です。板橋ビューネを盛り上げてくれるような企画、アイデア、何でも募集しています。 例えば、終演後に観客が参加可能なパーティーを行う、夜中公演、早朝公演行うなど。作り手が運営している劇場でしか出来ない、独創的な演劇祭を開催したいと思っています。何かアイデアなどありましたら、随時連絡などいただければ幸いです。 また、不定期で打ち合わせも行っておりますので、そちらに顔を出していただければ幸いです。

フェスティバル特設企画(※現在構想中の例)

・アフター・パーティー・20時開演/日曜日11時開演・通し券・評論家招聘など

 

 【応募から決定まで】

①応募準備

・以下の項目を記入の上(書式は自由)

団体名(ふりがな)、代表者名(ふりがな)、電話番号、住所、メールアドレス、これまでの活動歴、応募動機、活動歴が分かる資料(過去公演のチラシ、上演DVD等)、参加予定の作品があればそのタイトルと演出プラン。

②応募(締切:4月30日必着)

・資料を郵送にてご応募ください。

・資料応募先 〒173-0013 東京都板橋区氷川町46-4BF サブテレニアン

③面接(5月初旬。全団体行う予定です)

・面接日時場所を決定した上で、面接を行います。

④決定(5月中旬頃)

・参加の可否を決定した旨、ご連絡いたします。連絡は全員にお送りいたします。

 

*応募に際しての注意事項・参加条件 (2013.03.26ver.)

《上演について》

・1ステージにつき、2団体が同時上演します。

・上演時間は45分程度です。

・客席は、48席を2団体で合同で使用します。

《舞台・スタッフ周りについて》

・音響、照明スタッフは基本的にフェスティバルが用意します。難しいオペレーションなどを希望される場合には、劇団自身でスタッフを派遣していただくようお願いいたします。

・一日に2劇団同時上演をするために、舞台装置を組んだり、照明の配置換えを行うことは原則的にはできません。

《楽屋について》

・楽屋は2団体共有です。

・基本的には、他上演劇団の演目を観劇いただければ幸いです。

《制作周りについて》

・演劇祭を運営する受付、会場整理スタッフを各劇団から最低一名出していただくようお願いします。

・フライヤーは共同出資したものを使用します。

《運営について》

・メーリングリストへの参加をお願いいたします。

・不定期で行われる実行委員会にもご参加いただければ幸いです。

 

【実行委員会について】

実行委員会について 板橋ビューネは、実行委員会によって運営されています。 現在、実行委員会の会員は、・赤井康弘(サイマル演劇団)・長堀博士(楽園王)・よこたたかお(NUDO) です。
 会は、不定期で行われています。この委員会には、参加する団体の関係者全ての人が参加することができます。